複数:複数の比較 (列と列の比較、2列間の比較)

重複を考慮しない比較 - 1:複数の比較を使って比較

説明
1:複数の比較を利用して、2列間の比較が可能です。
セルが隣り合わなくても列に含まれている場合は同じとみなします。
そのため1つの列に2個以上同じ要素がある場合は正しく比較できません。

例えばA列に「CCC」が1つ、B列に「CCC」が2つある場合、B列の2個目の「CCC」も一致とみなされます。
下記図のように重複を考慮した比較を行いたい場合は「重複を考慮した比較」を参照ください。
重複を考慮しない比較と考慮した比較

1:複数の比較の詳細は以下を参照ください。
MATCH関数 - 検索値の位置を取得 - 大文字小文字を無視して検索する (ワイルドカード使用可)
VLOOKUP関数 - 検索値と同じ行の値を取得 - 大文字小文字を無視して検索する (ワイルドカード使用可)
COUNTIF関数 - 検索値の数をカウント - 大文字小文字を無視して検索する (ワイルドカード使用可)
DGET関数 - 条件に合ったセルを取得 - 大文字小文字の無視有り無し指定 (ワイルドカード使用可)

応用MATCH関数を使用して2列間の比較を行う。
比較結果を書き込むC2に、B2とA$2:A$6を比較する式を入力します。(=MATCH(B2, A$2:A$6, 0) )
[検索値]にC2の隣を相対参照で入力し(B2)、[検索範囲]に基準となる列を絶対参照で入力します。(A$2:A$6)
相対参照と絶対参照を使うことで、数式をコピーした時に正しく比較することができます。
入力後、C2セルをコピーして適切な範囲まで広げます。
2列間の比較になるため、隣り合っていない「BBB」「CCC」「EEE」は同じとみなされます。
「XXX」はA列に存在しないため、不一致(#N/A)となります。
=MATCH(B2,A$2:A$6,0)を下方向にコピー
↓
比較結果
応用VLOOKUP関数を使用して2列間の比較を行う。(IF関数を使用して有り無し表示する)
比較結果を書き込むC2に、B2とA$2:A$6を比較する式を入力します。
=IF(ISNA(VLOOKUP(B2, A$2:A$6, 1, FALSE)), "なし", "あり")

[検索値]にC2の隣を相対参照で入力し(B2)、[検索範囲]に基準となる列を絶対参照で入力します。(A$2:A$6)
相対参照と絶対参照を使うことで、数式をコピーした時に正しく比較することができます。
入力後、C2セルをコピーして適切な範囲まで広げます。

2列間の比較になるため、隣り合っていない「BBB」「CCC」「EEE」は"あり"となります。
「XXX」はA列に存在しないため"なし"となります。
=IF(ISNA(VLOOKUP(B2, A$2:A$6, 1, FALSE)), "なし", "あり")を下方向にコピー
↓
比較結果
応用COUNTIF関数を使用して2列間の比較を行い、異なる場合は赤く塗る。
条件付き書式を設定する範囲を選択し、COUNTIF関数を使用した条件を入力します。(=COUNTIF(A$2:A$6,B2)=0 )
COUNTIF関数の第一引数をA$2:A$6と絶対参照することで、A$2:A$6の範囲に自分と同じ値があるか確認しています。
範囲を選択後、条件付き書式の新しいルールを選択
↓
数式に=COUNTIF(A$2:A$6,B2)=0を入力
↓
比較結果