1:複数の比較 (セルと列の比較)

COUNTIF関数 - 検索値の数をカウント - 大文字小文字を無視して検索する (ワイルドカード使用可)

説明
=COUNTIF (範囲, 検索条件)
「範囲」に含まれるセルのうち「検索条件」に一致するセルの個数を返します。
見つからない場合は0を返します。
アルファベットの大文字小文字の違いを無視します。
範囲
検索するセルの範囲を指定します。
MATCH関数やVLOOKUP関数と違い、複数行・複数列の範囲を指定できます。

検索条件
探す値を指定します。
「範囲」から、ここで指定した値を探します。
一致する文字の検索だけではなく、「>=100」や「<>B1」という条件でも検索できます。
ワイルドカード文字が使用でき、任意の一文字を「?」、任意の文字列を「*」で表します。
「?」や「*」を検索したい場合は、「~?」や「~*」のように、文字の前に「~」を付けます。

例1A1:A10の範囲で"A"を検索してカウントする。
=COUNTIF(A1:A10, "A")
例2A1:A10の範囲でB1を検索してカウントする。
=COUNTIF(A1:A10, B1)
例3A1:A10の範囲でB1と異なるものを検索してカウントする。
&演算子で文字列を連結しています。
「"<>B1"」としてしまうと「B1」という文字列を検索するため正しくカウントできません。
=COUNTIF(A1:A10, "<>" & B1)
応用A2:A6の範囲を検索してカウントする。
=COUNTIF(A2:A6,検索値)の計算で、B2, B3, B4を検索します。
見つからない場合は0と表示します。
大文字小文字の違いは無視します。
=VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE)
応用A2:A6の範囲を検索し、見つかった場合は"あり"、見つからない場合は"なし"と表示する。
IF関数を組み合わせることで、比較結果に合わせて表示内容を切り替えることができます。
=IF(ISNA(VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE)),"なし"VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE))
応用A2:A6の範囲を検索し、見つからない場合はを赤くする。
条件付き書式を組み合わせることで、比較結果に合わせて書式を切り替えることができます。
[条件付き書式]=ISNA(VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE))
応用A2:A6の範囲を検索してカウントする。(ワイルドカードを指定する)
COUNTIFの条件にはワイルドカートを使うことができます。
「*」を使って先頭が「D」の文字列をカウントしています。
「?」を使うと任意の一文字を表すため「AAA」と「?AA」をカウントしています。
「?AA」を検索したい場合は「?」の前に「~」(チルダ)を付けます。
=VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE)
応用A2:A6の範囲を検索してカウントする。(ワイルドカードを指定する)
指定セルの値を含む検索をしたい場合は、「*」でセルを挟みます。
その場合は「&」演算子を使って「"*" & B2 & "*"」とする必要があります。
もし「"*B2*"」としてしまうと、「B2」という文字を含むセルを検索することになります。
=VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE)
応用A2:A7の範囲を検索する。(比較演算子を指定する)
COUNTIF関数では、比較演算子を使ってカウントすることもできます。
=VLOOKUP(B2,A2:A6,1,FALSE)