ブック:ブックの比較 (2つのExcelブックの比較)

1:1の比較を使って比較

説明
1:1の比較を利用して、別ブックのシート間の比較が可能です。

1:1の比較の詳細は以下を参照ください。
=(等号)と<>(不等号) - 大文字小文字を無視した比較
EXACT関数 - 大文字小文字を無視しない比較
TRIM関数 - 前後のスペースを無視した比較
CLEAN関数 - 改行を無視した比較

応用=(等号)を使用して2ブックのシート間のセルを比較する。
比較結果を書き込むブックに、比較対象のセルを比較する式を入力します。
他ブックを参照するには、"[" (角括弧)でブック名を囲みます。
数式を入力後、セルをコピーして適切な範囲に貼り付けます。
なお、同じExcel内にファイルを開いていない場合は正しく比較できません。

・比較対象1 (ブック名:比較対象1.xlsx)
=比較対象1

・比較対象2 (ブック名:比較対象2.xlsx)
=比較対象2

・比較結果の数式 (ブック名:比較.xlsx)
=比較対象2
↓
・貼り付け後 (ブック間で異なるセルが「FALSE」となります)
=比較対象2

応用<>(不等号)を使用してブック間のセルを比較し、異なる場合は赤く塗る。
条件付き書式を設定する範囲を選択し、<>(不等号)を使用した比較条件を入力します。
ただし条件付き書式は別ブック・別シートを参照できないため、INDIRECT関数を使用します。

条件付き書式の数式に、選択範囲のフォーカスが合っているセルに対する式を入力すると、
セルの位置に対応して判断されます。

・比較対象1 (ブック名:比較対象1.xlsx)
=比較対象1

・比較対象2 (ブック名:比較対象2.xlsx、シート名:Sheet1)
=比較対象2

・比較結果の数式
範囲を選択後、条件付き書式の新しいルールを選択
↓
数式に=A1<>INDIRECT("比較対象2!" & ADDRESS(ROW(), COLUMN()))を入力
条件付き書式では別のブック・シートを参照できないため、
数式に「=A1<>INDIRECT("[比較対象2.xlsx]Sheet1!" & ADDRESS(ROW(), COLUMN()))」を入力します。
↓
・ブック間で異なるセルが赤くなります
比較結果